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アーセナルは今がアルテタ体制で最高。5連勝で4位キープ、レスターの反撃を封じた2つの「守り方」とは?【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

前節の反省を活かした試合終盤の戦い方



 前節の試合終盤の戦い方に関してミケル・アルテタ監督は「ラスト25分のゲームコントロールの仕方が好ましくなかった」と苦言を呈していた。

 今節はこの反省を活かすことができていたと言って良いだろう。なるべく相手陣内でボールを保持し、レスターにボールを奪われても素早いプレッシングですぐにボールを奪い返すことができていた。自陣にボールを持ち運ばれた場面では、スペースを埋める守備で相手に自由な攻撃をさせず、シュートを打たせなかった。

 「前に出る守備」と「後ろに引く守備」を場面ごとに使い分け、それを高いレベルで実践することで、レスターの攻撃を無効化することに成功していた。アーセナルの終盤の試合巧者ぶりはデータにも出ており、前節に苦言を呈されていたラスト25分に関しては被シュートをわずか1本に抑えている。

 試合はこのまま終了し、ほぼ完璧と言っても良い試合終盤のゲームコントロールをみせたアーセナルがレスターに2-0で勝利。この勝利でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位をキープしている。

 また、クリーンシートは先月11日に行われたウォルバーハンプトン戦以来となり、4試合ぶりに完封勝利を収めることに成功した。

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