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ウェールズ代表が悲願のW杯出場に迫る

　ウェールズ代表はプレーオフ準決勝でオーストリア代表に勝利を収め、悲願のワールドカップ出場に向けて一歩前進を遂げた。その勝利を呼び込んだのは、ガレス・ベイルによる2つのスーパーゴールだった。

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　ワールドカップ本大会には1958年が唯一の出場であり、その後はユーロも含めて半世紀以上にわたって主要国際大会への出場がなかったウェールズ。だがユーロ2016で準決勝に進出するなど近年は大きな躍進を遂げてきた。

　その躍進の中心にいたのは、クラブレベルでも欧州トップレベルの実績を残してきた絶対的エースのベイル。現在は所属するレアル・マドリードで苦しい時期を過ごしているが、代表チームでは今回も水を得た魚のように躍動した。

　まずは前半25分、鮮やかな直接FKから左足で先制ゴールを叩き込む。壁の上を越え、ゴール右上隅の完璧なコースに突き刺さるボールに対してGKは為す術もなかった。後半立ち上がりにもショートコーナー後の流れからベイルが加え、ウェールズはその後1点を返されながらも2-1で勝利を飾った。

　スコットランド代表またはウクライナ代表との対戦となるプレーオフ決勝は、現時点では6月に開催予定。ウェールズが64年ぶりにワールドカップの舞台に立つためには、やはりこの男の力が欠かせない。