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バイエルンが12人に!? ブンデスリーガで前代未聞の珍事が起きた理由とは

text by 編集部 photo by Getty Images

ドイツ ブンデスリーガ 最新ニュース

バイエルン
【写真:Getty Images】



ブンデスリーガで起きた珍しい状況

 ドイツ・ブンデスリーガの試合で、バイエルン・ミュンヘンの選手「12人」が短時間ではあるがピッチ上で同時にプレーする状況となった。前代未聞の珍事はなぜ起こったのだろうか。



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 バイエルンは現地時間2日に行われたブンデスリーガ第28節のアウェイゲームでフライブルクと対戦。バイエルンが3-1でリードした86分、交代選手としてDFニクラス・ジューレとFWマルツェル・ザビッツァーが送り出されたが、それからしばらくバイエルンは12人がプレーしている状況となった。

 試合後にユリアン・ナーゲルスマン監督が説明したところによれば、交代選手の背番号表示のミスが混乱の原因だったという。バイエルンはMFコランタン・トリッソとFWキングスレイ・コマンをベンチに下げるつもりだったが、コマンの背番号が正しく表示されず、自分が交代すると気が付かなかったコマンはプレーを続行することになってしまった。

「第四審判が間違った番号を示した。キング(コマン)は交代すべきだということが分からなかった。彼がプレーを続けたのは8秒か9秒くらいだったと思う。少し奇妙ではあるが、試合を変えるような出来事ではなかった」とナーゲルスマン監督は試合後の会見で語っている。

 一方でクリスティアン・ディンガート主審は、実際に12人がプレーしていた時間は「16秒」だったが、「その間にあまり何も起こることはなかった」と振り返っている。コマンが残っていることが発覚した際には一旦プレーを止めて確認が行われ、8分間という長いアディショナルタイムが取られる結果となった。

 バイエルンに対して何らかの処分が下される可能性があるかどうかは現時点で不確定。主審は本件についてマッチレポートに記載した上で、「あとはドイツサッカー連盟次第」だとコメントしている。最終的に1-4で敗れたフライブルクのクリスティアン・シュトライヒ監督は、今回の出来事についてリーグへの異議申し立て等を行うつもりはないと話している。

【了】

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