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世界最高の左サイドバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング11~15位。クラブと代表で不動のベテラン、2人のスペイン人選手とは?(21/22シーズン版)

シリーズ:21/22能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

11位:アンヘリーニョ(スペイン/ライプツィヒ)

アンヘリーニョ
【写真:Getty Images】


生年月日:1997年1月4日
市場価格:3000万ユーロ(約36億円)
20/21リーグ戦成績:26試合4得点6アシスト

 デポルティーボ・ラ・コルーニャの下部組織出身のアンヘリーニョは、16歳の時にマンチェスター・シティに引き抜かれた。シティグループのクラブへのローン移籍を繰り返し、17年夏に加入したブレダでチームアシスト王となる活躍を披露。翌シーズンはPSVへ完全移籍し、キャリア初のシーズン二桁アシストを記録した。19年夏にシティに買い戻されたが、わずか半年で構想外となり、20年1月からはライプツィヒでプレーしている。

 セットプレーのキッカーを任されていることからもわかるように「パス」の精度が高く、その能力値は「82」となっている。また、スペイン人選手らしく攻撃全般の能力値が高くなっており、「ドリブル」や「テクニック」も「80」以上となっている。

 攻撃に魅力がある一方で「フィジカル」と「空中戦」には不安を残す。170cm、69kgとサッカー選手の中ではかなり小柄な部類に入り、競り合いなどボディコンタクトは苦手としている。だが、「守備力」は76と決して低くはなく、「スピード」と読みの鋭さを活かした守備で相手の攻撃陣に対応することが可能だ。

 4バックを使うことが多かったジェシー・マーシュ前監督の下では主にLSBとして起用されていたが、3バックのシステムを採用しているドメニコ・テデスコ現監督の下ではLWBで起用されている。そのため彼の持ち味である攻撃に専念することができており、今季は既に公式戦で12アシストを記録するなどキャリア最高のシーズンを過ごしていると言っても過言ではないだろう。

【了】

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