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21/22シーズン欧州最悪…失敗補強は? ガッカリ度ランキング1~5位。総額453億円、高額な移籍金を無駄にした男たち

シリーズ:がっかり補強5人 text by 編集部 photo by Getty Images

1位:ロメル・ルカク(ベルギー代表/チェルシー)

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【写真:Getty Images】


生年月日:1993年5月13日
移籍金:1億1300万ユーロ(約135.6億円)
21/22リーグ戦成績:21試合5得点1アシスト

 昨季途中に監督に就任したトーマス・トゥヘルの下でチェルシーは完全復活を遂げた。就任当初はプレミアリーグで9位に沈んでいたチームをUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内である4位に導き、マンチェスター・シティとの決勝戦を制してCLのタイトルも獲得した。そして今季は2016/17シーズン以来のプレミアリーグ制覇を目指すべく、“ラストピース”としてインテルからロメル・ルカクを1億1300万ユーロ(約135.6億円)の移籍金で獲得した。

 昨季のチェルシーはチーム内得点王が中盤のジョルジーニョの7ゴール(全てPK)と、ストライカーの得点力不足が課題として挙がっていた。インテルのエースとして11年ぶりのスクデットに導いたルカクは、イタリアでプレーした2年間で64ゴールと得点を量産していた。

 チェルシー復帰後初戦となったアーセナル戦でルカクは1ゴールを決め、上場のスタートを切ることに成功。しかし、2022年1月に『Sky Sports(イタリア版)』のインタビューでトゥヘルの戦術を批判するような発言をして物議を醸した。この騒動以降は怪我の影響も相まって完全に調子を落としており、年明け以降はプレミアリーグで0ゴール0アシストという状況が続いている。加入当初は周りの選手がルカクを活かす場面も見られたが、現在はその工夫は見られず、チームメイトから信頼を得られていないのは試合を見れば明らかだ。

【了】

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