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21/22シーズン欧州最悪…失敗補強は? ガッカリ度ランキング1~5位。総額453億円、高額な移籍金を無駄にした男たち

シリーズ:がっかり補強5人 text by 編集部 photo by Getty Images

4位:ニコラ・ヴラシッチ(クロアチア代表/ウェストハム)

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【写真:Getty Images】


生年月日:1997年10月4日
移籍金:3000万ユーロ(約36億円)
21/22リーグ戦成績:18試合1得点0アシスト

 今季UEFAヨーロッパリーグ(EL)に出場しているウェストハムは、同大会の決勝に進出した場合1シーズンで57試合を戦う予定だ。しかし、そのスカッドはかなり小規模で、GKを除いたフィールドプレイヤーは20名しかいない。

 ニコラ・ヴラシッチは21年夏にCSKAモスクワから3000万ユーロ(約36億円)の移籍金で加入した。本来は2020/21シーズン後半にローン移籍で加入し、短期間で絶大なインパクトを残したジェシー・リンガードを完全移籍で獲得したかったが移籍が成立せず、ロシアでシーズン連続となる二桁ゴールを記録していたヴラシッチに白羽の矢が立った。

 しかし、プレミアリーグでは1ゴール0アシストと全く結果を残せていない。ELや国内カップ戦を含めた全公式戦でも1ゴール2アシストと攻撃的な選手としては物足りないスタッツに終わっている。前述した通り、ウェストハムは小規模のスカッドだ。そうした中でもヴラシッチが先発出場する機会は限られており、プレミアリーグではわずか6試合の先発出場に留まっている。エバートン在籍経験もあることからデイビッド・モイーズ監督は即戦力として期待していただろうが、その期待を大きく裏切ることとなった。

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