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ヴェンゲル氏が古巣アーセナルの監督人事に苦言。エメリ解任は早すぎたと見解

text by 編集部 photo by Getty Images

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ウナイ・エメリ
【写真:Getty Images】



ヴェンゲル氏後任のエメリは1年半で解任

 元アーセナル監督のアーセン・ヴェンゲル氏は、自身の後任となったウナイ・エメリ氏をアーセナルが解任したのは正しい選択ではなかったと主張している。『beINスポーツ』でのコメントを英国複数メディアが伝えた。



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 アーセナルで約22年間にわたる長期政権を維持し、プレミアリーグ無敗優勝なども含めた黄金時代を築き上げたヴェンゲル氏は2018年に勇退。パリ・サンジェルマン(CL)などで実績を残してきたエメリ氏が後任を務めたが、約1年半で成績不振により解任される結末となった。

 そのエメリ氏は2020/21シーズンから就任したビジャレアルの監督として再び優れた手腕を発揮。1年目にはクラブ初の国際タイトルとなるヨーロッパリーグ優勝をもたらし、今季チャンピオンズリーグでもユベントスやバイエルン・ミュンヘンを下して準決勝まで進む躍進を見せた。

 アーセナルも、エメリ監督にもう少し我慢強く指揮を任せるべきだったとヴェンゲル氏は考えているようだ。同監督がアーセナルに「不当な扱い」を受けたかとの質問に対し、ヴェンゲル氏は「もちろんその通りだ」と回答。「彼にたくさん時間を与えなかったからだ」と理由を述べている。

 エメリ監督から、フレドリック・ユングベリ暫定監督を挟んでチームを引き継いだのが現在のミケル・アルテタ監督。過去2年はプレミアリーグで8位と不本意な成績に終わったが、今季は残り4試合の現時点で4位に位置し、ヴェンゲル体制以降では初となるCL出場権獲得に迫りつつある。

【了】

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