FW：アブデ・エザルズリ（モロッコ代表）

生年月日：2001年12月17日（20歳）
トップチーム通算成績：12試合1得点0アシスト
市場価値：800万ユーロ（約11億円）

　2019年から2020年までをバレンシア州に本拠地を置くエルクレスFCでプロデビューすると、2021年にバルセロナへ移籍。19歳で当時のクーマン監督の下、初めてのモロッコ生まれの選手としてバルセロナでトップデビューを果たした。同年には1部リーグで10試合のみと少ない出場機会しか得ることができなかったが、その巧みなボール捌きでファンを魅了した。

　どちらが利き足かわからないほど正確に使いこなせる足元の技術と、相手DFの隙を突き一瞬で抜けるスピードは同年代ではトップクラスだ。両足のどちらも遜色なく使うことができるため、両サイドで起用ができ、どちらのサイドでプレーしても活躍が期待できる。どの監督からしてもこのような選手がチームにいることは助かる。クーマンのもとでプレーした際は、怪我で離脱していたウスマンヌ・デンベレの代役として十分な評価を得た。

　足元の技術に長けたモロッコ人FWは世代別のモロッコ代表でも経験を重ねていった。チームメイトのイリアス・アコマックと同様にスペインで育ったため、スペイン代表としてプレーすることも夢見ている。