DF：アレハンドロ・バルデ（スペインU-19代表）

生年月日：2003年10月18日（18歳）
トップチーム通算成績：6試合0得点0アシスト
市場価値：500万ユーロ（約6.9億円）

　ギニアビザウ共和国出身の父と、ドミニカ共和国出身の母を持つアレハンドロ・バルデのスポーツキャリアはサッカーではなく陸上から始まった。この陸上経験によりバルサで最もスピードのある選手の一人となった。ラ・マシア（バルセロナの育成組織）で培った個人技と持ち味のスピードを組み合わせることで、攻撃時には相手を置き去りにしてしまうほどだ。

　21/22シーズンUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の対バイエルン・ミュンヘン戦で負傷したジョルディ・アルバに代わり、トップデビューを果たした。世代別スペイン代表の各カテゴリーでもほとんど毎回招集されるほど、各年代スペイン代表監督からの信頼も厚い。

　この20歳スペイン人に注目する欧州のクラブは多数存在し、チェルシーやリバプールなども獲得に動いた。しかし、バルデはスペインから出ていくことを望まず、2021年7月にバルサとの契約を2024年までに延長し、違約金は5億ユーロ（約690億）に設定された。この契約から、バルサはこのスペイン人DFを今後のプランの一員として考えていることが推測できる。

【了】