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観客を大いに沸かせた最高のボレーシュート

　ブラジル2部リーグ、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB第6節、クルーべ・ジ・レガタス・ブラジル（CRB）対サンパイオ・コレアが現地時間10日に行われた。ホームのCRBが2−1で勝利を収めた。柏レイソルでもプレー経験のあるFWのアンセルモ・ラモンがジネディーヌ・ジダンを彷彿とさせる見事なボレーから先制点を挙げた。

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　18分、左サイドでボールを持った背番号9のラモンは逆サイドの味方へパスを送る。すると、すぐさまラモンは相手ペナルティアーク付近へポジションを移す。右サイドから上がった山なりの高いクロスボールの落下地点で待ち構えるラモンは、タイミングをしっかりと見極め、右足を振り抜く。相手GKの為す術なく、ボールはゴール右角に突き刺さった。

　20mともあろう距離から放たれたボレーシュートはアーティスティックだった。教科書通りとも言えるボレーのフォームと、ボールが描いたコースはまさに完璧であった。クロスの上がったサイドは違えど、01/02シーズンUEFAチャンピオンズリーグ（CL）決勝でレアル・マドリードのマエストロ、ジネディーヌ・ジダンが見せたボレーシュートの記憶を呼び起こすようなシーンであった。