冨安健洋、アーセナル加入後初のCBへの評価は? 残念だったアルテタ監督のプラン、トッテナムにやられた理由とは…【分析コラム】

2022年05月13日(Fri)11時15分配信

シリーズ:分析コラム
text by 安洋一郎 photo Getty Images
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CL出場権獲得のカギを握るのは冨安?



 冨安は前節に続き左SBでスタメンに名を連ねた。ピエール=エミール・ホイビュアに裏を取られチャンスを演出されるシーンもあったが、試合を通じて見るとパフォーマンスは安定しており、特にハリー・ケインのゴール前でのシュートをブロックした27分のプレーは見事だった。

 ホールディングが33分に退場処分となってからアーセナルは3-5-1のシステムへと変更し、冨安は3バックの右CBのポジションに入った。これがアーセナル加入後初のCB起用となったが、ポジション変更後も高いパフォーマンスレベルを維持し、英『Football.London』や『Daily Mail』のレーティングではチーム最高評価タイとなっている。

 トッテナムに敗戦したことで両チームの勝ち点差は1となった。アーセナルとしてはまだ自力でのCL出場権獲得の可能性があるが、トッテナムの残り2試合の対戦相手が下位に沈むバーンリーとノリッジということを考えると全勝が必須だろう。だが、シーズン最終盤にきて最終ラインの怪我人&欠場者問題が大きなネックになりそうだ。

 前述した通りホールディングは今節での退場処分により、次節ニューカッスル戦の欠場が確実。ガブリエウ・マガリャンイスは怪我の詳細は明らかになっていないが、76分に自ら交代を要求しベンチに下がっている。

 ハムストリングの負傷により今節からベンチに復帰したホワイトだが、コンディションに関しては万全ではないと予想される。となると100%の力を発揮できるCBは冨安しかおらず、残りの2試合は守備にかなりの不安を抱えて挑むことになる。

 また、次節の対戦相手のニューカッスルにはアラン・サン=マクシマンというプレミアリーグ屈指のドリブラーがいるが、これまで数多くのドリブラーを止めてきた冨安がSBで起用できないということになると、サイドの守備でも大きな不安を抱えることになる。

 アーセナルの残り2試合の対戦相手はニューカッスルとエバートンと、トッテナムの残り2試合に比べて勝ち点を獲得するのが難しいカードが並ぶ。自身が欠場していた期間を支えていたDF陣がシーズン最終盤に離脱する中で、冨安は彼らに代わりチームをCL出場圏内の4位に導くことができるだろうか。
(文:安洋一郎)

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