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久保建英 2年前

久保建英にとって厳しすぎる現実。マジョルカは残留に一歩前進も、個人の評価は下がるばかり【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

久保建英の評価は…



 そんなドラマチックな展開となったラージョ戦、日本代表MF久保建英はベンチスタートだった。出番が訪れたのは1-1となった直後の64分。期待されたのはもちろん、得点やアシストといった部分だ。

 最終的に久保は目に見える結果を手に入れることは残念ながらできなかった。しかし、パフォーマンス自体はそこまで悪くなかったと言えるだろう。

 決められれば地獄、決めれば天国というシビアな展開の中、久保は落ち着いて試合に入っていた。なかなかボールに触れられない時間帯もあったが、持てば細かいタッチを繰り返しながら相手を引き付け、そこから味方を活かすといったプレーで攻撃のリズムを生んでいた。

 シュートへの積極性も見せた。71分にはCKのこぼれ球を拾い、左足で豪快なシュートを放っている。さらに85分には相手陣内中央でボールを持つと、ドリブルで仕掛け最後は右足でシュート。直近のゲームでは見られないような形だった。

 試合後にアギーレ監督は「選手交代が功を奏した」と話している。その言葉からも、久保はある程度監督の起用に応えられたと言っていいのではないだろうか。

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