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世界最高額は誰だ?サッカー選手市場価値ランキング16位~20位。10代にして100億円間近に迫っている超逸材とは?【2022年最新版】

シリーズ:市場価値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

19位:ソン・フンミン(トッテナム/韓国代表)

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【写真:Getty Images】


生年月日:1992年7月8日
市場価値:8000万ユーロ(約96億円)
21/22シーズン成績:35試合23得点9アシスト

 16歳でドイツに渡ったソン・フンミンはハンブルガーSVでプロデビューを飾った。その後もレバークーゼン、トッテナムと欧州のクラブを渡り歩いており、母国のトップリーグでのプレー経験はない。トッテナム加入後はハリー・ケインと抜群の相性をみせており、22年2月にはプレミアリーグにおける“コンビで決めた最多ゴール数”記録を更新した。

 ソン・フンミンは裏抜けのスピードと決定力を高いレベルで兼ね備えている選手であり、右足だけでなく左足でもパンチ力のあるシュートを放つことができる。そのため相手DFはシュートコースを限定するのが難しく、ボックス付近であればどこからでも点を取れるアタッカーだ。

 2021/22シーズン、ヌーノ政権ではわずか4ゴールに留まっていたが、21年11月にアントニオ・コンテが監督に就任すると攻撃の形が整備されたこともあり、得点力が爆発。特に3月以降の活躍は凄まじく、ラスト13試合で13ゴールとゴールを量産した。最終節に2ゴールを決めたことで一時は得点ランキングで独走状態だったモハメド・サラーにゴール数で追いつき、アジア人史上初のプレミアリーグ得点王に輝いている。

 20年12月には9000万ユーロ(約108億円)の市場価格となっていたソン・フンミンだが、前述した今季前半戦の不振の影響もあり価値はやや下落。現在は8000万ユーロ(約96億円)に落ち着いているが、シーズン最終盤の怒涛の追い上げを考えると再びその価値は高まりそうだ。

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