FW：ウスマン・デンベレ（フランス代表）

生年月日：1997年5月15日（25歳）
市場価値：3000万ユーロ（約36億円）
最終所属：バルセロナ（スペイン）
21/22リーグ戦成績：21試合1得点13アシスト

　レンヌの下部組織出身のウスマン・デンベレは、2015年にトップチームデビューを飾った。デビュー後すぐにスタメンの座を確保した同選手は、プロ1年目にしてリーグ戦26試合で12得点5アシストをマーク。シーズン終了後の2016年7月に3500万ユーロ（約42億円）もの移籍金でドルトムントに引き抜かれると、同年9月にはフランス代表に初招集された。

　ドルトムントでもデンベレの勢いは止まらず。トーマス・トゥヘル監督の下で開幕戦からスタメンに抜擢された同選手は、リーグ戦32試合6得点13アシストをマークした。リーグ優勝こそ逃したが、DFBポカール準決勝のバイエルン・ミュンヘン戦では1得点1アシストの活躍で勝利に貢献。さらに、決勝のフランクフルト戦では先制点を決め、5季ぶりの優勝に導いた。

　その活躍により、デンベレはさらにステップアップ。2017年8月に1億4000万ユーロ（約168億円）でバルセロナへ移籍を果たした。しかし、加入後は度重なる負傷に苦しむ日々。2021年11月にシャビ・エルナンデス監督が就任後は、起用に応える活躍をみせていたが、2022年6月30日をもって契約満了となる同選手は、未だに契約延長交渉が難航中。退団の可能性が高いと見られているこの男は、残り数日でどんな決断を下すのか。