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エディー・エンケティア カラム・ハドソン=オドイ
【写真:Getty Images】



ガーナ代表がW杯に向けて“補強”!?

 キリンカップサッカー2022に参加するため来日しているガーナ代表は、多くの主力を欠いている。負傷などで来日前にチームを離れた選手も多くいるのが現状だ。



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 もちろん本来の主力メンバーが揃えば10日のサッカー日本代表戦で1-4と大敗することはなく、今年11月のカタールワールドカップでも強豪国と渡り合えるだけの力もあっただろう。だが、ナナ・オットー・アッド監督はカタールでの戦いに向けてさらなるチーム強化を目論んでいるようだ。

 欧州の複数メディアが報じたところによれば、ガーナ代表はイングランドなどの欧州トップリーグでプレーするガーナにルーツを持つ二重国籍選手たちに、代表入りを打診しているという。実際に交渉は進んでおり、スペイン1部のアスレティック・ビルバオに所属するFWイニャキ・ウィリアムスはガーナ代表入りを決めたとも伝えられている。

 他にはチェルシーに所属するFWカラム・ハドソン=オドイ、アーセナルのFWエディー・エンケティア、ブライトン&ホーブ・アルビオンのDFタリク・ランプティといった名前が、ガーナ代表入りの候補に挙がっている。

 こうした欧州でも一線級のスター選手たちの“補強”について、12日に日本で行われた記者会見でオットー・アッド監督に問うと「もはや公然の秘密だが、我々は何人かの選手と話し合いを進めている」と、計画が進んでいることをあっさり認めた。

 そして「現段階では何も言えないが、来週には誰がガーナ代表としてプレーすることになるか、あるいはそれを望まないかがわかるだろう」と続ける。

「時間は非常に限られている。まず言えるのは、以前に他の国の世代別代表などでプレーした経験を持つと、国籍変更のための手続きが必要になり、それに則らなければならない。そのプロセスには非常に時間がかかる」

 ハドソン=オドイやエンケティア、ランプティはイングランドで世代別代表の招集歴を持っている。エンケティアはU-21イングランド代表で、かつてアラン・シアラー氏が持っていた得点記録を抜いた実績も持っている。

 イニャキ・ウィリアムスはスペイン代表歴があり、2016年に国際親善試合のボスニア・ヘルツェゴヴィナ代表戦で代表デビューも飾っていた。だが、ガーナ出身の両親のもとでスペイン・バスク地方で育ったイニャキは、弟のニコ・ウィリアムスとともにガーナ代表入りを受け入れたと現地メディア『ガーナウェブ』などが伝えている。ランプティも同様にガーナ代表からの招集に応じる構えのようだ。

 オットー・アッド監督は各選手の国籍変更手続きを進める時間を確保するために「我々は自らデッドラインを設けている」と述べている。それが「来週」ということになるようだ。

「チームに適応する時間も必要なので、ガーナ代表としてプレーするなら9月の招集に応じる準備ができていなければならない。なので、我々は今すぐに回答を求めている。来週には何かお伝えできるだろうが、急がなければならないし、それ以上は待てない。来週には全てが決まり、1人か2人、あるいは3人の選手を加えられると100%断言できる。そして9月に招集してみて、チームにフィットするかどうか試してみたい」

 カタールワールドカップまでに代表チームが活動できる機会は、9月の国際Aマッチウィークしかない。ガーナ代表はそれまでにウィリアムス兄弟やハドソン=オドイ、エンケティアらをチームに加えられるだろうか。

 本大会でグループHに組み分けられたガーナ代表は、グループステージでポルトガル代表やウルグアイ代表、韓国代表と対戦して決勝トーナメント進出を目指す。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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