久保建英 最新ニュース

レンタル繰り返すもブレークならず

　レアル・マドリードが保有権を持つ日本代表MF久保建英は、来季どこでプレーすることになるのだろうか。スペインメディアでは去就についての見通しに加えて、久保の存在がマドリーにとって「問題」になっているという見方も伝えられている。

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　2019年夏にマドリーに加入しながらも、これまで3年間で4回のレンタルを繰り返してきた久保。EU外外国人枠の埋まっているマドリーに復帰することは来季も難しく、他のクラブでプレーすることはほぼ間違いないと見込まれる。

　スペイン紙『スポルト』および『ムンド・デポルティーボ』はいずれも26日付で久保の現状や今後の見通しについて報道。久保の存在はマドリーにとって「解決の難しい問題」であるという同様の見方を示している。

　18歳での加入当初から有望な若手選手として強く期待されていた久保だが、これまでのレンタル先でいまだに「ブレークしきれていない」と両紙は評価。バルセロナの下部組織で育った久保を手に入れたことはマドリーにとって宿敵に対する手痛い一撃となることが期待されていたが、その思惑通りに事が運んではいないとも伝えている。

　来季に向けては特にレアル・ソシエダが久保の獲得に関心を示していると報じられ、レンタルでなく完全移籍を希望していると言われる。『ムンド』紙は、「（久保の）ポテンシャルを信じ続けている」マドリーはレンタルを望んでいると伝えながらも、レンタルの方針を続行した場合には「キャリアが手詰まりになる」恐れもあると警鐘を鳴らしている。

【了】