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中井卓大だけじゃない! 10代の欧州日本人サッカー選手5人。イングランド、ドイツ、ポルトガルなどで活躍する逸材たち【後編】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

広澤灯喜(ひろさわ・とき)

広澤灯喜
【写真:Getty Images】


生年月日:2002年10月21日(19歳)
所属クラブ:ポルティモネンセ

 湘南ベルマーレU-15小田原出身の広澤灯喜は、山梨学院高校に進学した。3年次に全国高校サッカー選手権に出場し、鹿島学園との2回戦では決勝点となるゴールを決めた。全試合に先発出場した広澤はチームを決勝進出に導き、迎えた青森山田との決勝では貴重な先制ゴールを決めた。チームはPK戦の末に青森山田を下し、11大会ぶり2度目となる優勝を果たしている。

 この大会が広澤のキャリアに大きな影響を与えた。大会から約1か月、ポルティモネンセU-23への加入が発表されている。チームには自身より年上の選手も多いが、加入1年目の21/22シーズンは主力としてプレーした時期も長く、ゴールも決めている。

 一瞬で相手を抜き去るスピードと鋭いドリブルが武器のサイドアタッカーで、周囲からの期待は大きい。これまで世代別の日本代表に選ばれた経験はないが、2年後のパリ五輪に選ばれてもおかしくないタレントである。

【了】

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