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中井卓大だけじゃない! 10代の欧州日本人サッカー選手5人。イングランド、ドイツ、ポルトガルなどで活躍する逸材たち【後編】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

小橋エンスリン海(こばし・えんすりん・かい)

小橋エンスリン海
【写真:家族提供】

生年月日:2005年10月22日(16歳)
所属クラブ:チャールトン・アスレチック

 イングランド人の父と日本人の母を持つ小橋エンスリン海は、ロンドン南東部のチャールトン・アスレチックの育成組織に所属している。チャールトンはトップチームこそEFLリーグ1(3部)だが、育成には定評がある。近年ではジョー・ゴメスやエズリ・コンサなど、プレミアリーグでプレーする選手を多く輩出している。

 チーム事情から現在は左サイドバックを主戦場としているが、攻撃的なポジションでのプレーも得意だ。左足のキックは武器の1つで、チームではセットプレーを任されることも多く、流れの中からでもアシストやゴールを決めることができる。16歳ながら180cmを超える体格を持ち、チーム随一の運動量も特徴の1つである。

 16歳ながら21/22シーズンはU-18でもプレーしており、トップチーム昇格はそう遠い話でもないだろう。世代的には2028年のロサンゼルス五輪世代となる。イギリス人の父は南アフリカ、ドイツ、ベルギーにもルーツを持っているため、小橋エンスリン海は日本を含めた5か国の代表チームに可能性があるが、本人は日本代表を目指している。

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