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かつての逸材は今…。ACミランで神童と呼ばれた5人の現在。10代で不動のレギュラーに定着したスピードスター、まさかの出場0に終った天才も

シリーズ:かつての逸材は今 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:ホセ・マウリ(無所属/イタリア)

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【写真:Getty Images】


生年月日:1996年5月16日
在籍期間:2015年7月~2019年7月
ACミラン通算成績:21試合0得点2アシスト

 近年、ミランにおいて最も期待外れとなってしまったのがホセ・マウリだろう。17歳の時にパルマでトップチームデビューを果たすと、チームの破産が決定している中で臨んだ2014/15シーズンのユベントス戦で決勝ゴールを記録。同シーズンは当時18歳ながらセリエAで33試合に出場するなど、世界的にも注目を集めるタレントだった。

 パルマの破産に伴い、15年夏にミランへとフリー移籍し、期待されていたことから背番号4を与えられた。しかし、シニシャ・ミハイロビッチ監督の下で出場機会を確保することに苦しみ、ミランでのセリエAデビューは怪我による離脱がなかったにも関わらず、第29節まで先延ばしになる結果となってしまった。

 その後のエンポリへのローン移籍も失敗に終わり、2018/19シーズン限りで契約満了に伴いミランを退団。タジェレス(アルゼンチン)を経て21年8月にMLSのスポルティング・カンザスシティに加入した。チーム最高給を受け取っていたのにも関わらず、2022シーズンは開幕戦を最後に出番がなく、4月に双方の合意のもと契約解除となった。直近ではシティ・フットボールグループが新たに買収したパレルモ(セリエB)加入の噂が地元メディア「Giornale di Sicilia」に報じられており、今夏のイタリア復帰の可能性もあるそうだ。

【了】

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