7位:エドゥアール・メンディ(セネガル代表/チェルシー)
【写真:Getty Images】
生年月日:1992年3月1日
市場価格:3200万ユーロ(約38.4億円)
20/21リーグ戦成績:31試合25失点(無失点16試合)
エドゥアール・メンディが名を上げたのは、19/20シーズンのことだろう。当時レンヌに在籍していた同選手は、チームの3位フィニッシュに貢献。同クラブ史上初のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場に導いた。その活躍により、2020年夏にチェルシーへ移籍。加入後すぐに守護神となると、CL優勝に大きく貢献した。
今や世界屈指のGKとなったメンディの「セービング」能力は、プレミアリーグ内でも随一だ。「ポジショニング」が良く、常人離れした「反射神経」でいかなるシュートも防ぐ。弾く方向も的確。相手選手がいないスペースへ正確に弾くため、こぼれ打を打たれることがほとんどない。
また、身長195cmを誇るメンディは「ハイボール」の処理も上手い。キャッチとパンチングの判断も良く、「ハンドリング」能力が高いため、キャッチしたボールをこぼすことない。安定感抜群のGKだ。
唯一欠点があるとすれば「キック」だろう。目立ったミスはないが、精度が良いとは言い難い。メンディは現在30歳。若くはないが、まだ向上の余地はある。「キック」精度が上がり、ビルドアップや攻撃に関与することができれば、さらに評価は上がるはずだ。