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消えた逸材…。レアル・マドリードで神童と呼ばれた5人の今。欧州王者に輝いたストライカー、偉大なる父を持ったフランスの才能も

シリーズ:かつての逸材は今 text by 編集部 photo by Getty Images

ホセ・ロドリゲス(無所属)

Jose Rodriguez
【写真:Getty Images】


生年月日:1994年12月16日
在籍期間:2009年7月〜2015年7月(下部組織)
レアル・マドリード通算成績:4試合1得点0アシスト

 同世代のチームメートであるヘセ・ロドリゲスと混同されがちなMFホセ・ロドリゲスも、レアル・マドリードでのスタートは順調なものだった。だがデビュー当初におそらく想像されたものとは異なるキャリアを歩んでいった選手の一人だ。

 下部組織からジョゼ・モウリーニョ監督の抜擢を受けたホセ・ロドリゲスは、17歳だった2012年10月にコパ・デル・レイ(国王杯)でトップチームデビューを果たすと、いきなりの初ゴールも記録。12月2日にはラ・リーガにもデビューを飾った。
 
 続いて12月4日にはチャンピオンズリーグ(CL)の試合にもデビュー。17歳354歳でのCL出場は、マドリーのレジェンドであり“神童”だったラウール・ゴンサレス氏の記録を更新するクラブ最年少出場記録となった。
 
 だが結局は、リーガでもCLでもトップチームでの試合出場は前述の各1試合のみにとどまる。それ以上の出場数を積み重ねることはできず、マドリーを離れてからは流浪のキャリアを歩んでいくことになった。
 
 2014年にデポルティーボへレンタルされて以来1ヶ所にとどまることはなく、レンタルや完全移籍を含めて毎年あるいは半年ごとに移籍を繰り返していく。イスラエルのマッカビ・ハイファではようやく2年間を同じクラブで過ごしたが、今年夏には退団している。

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