アーセナルはなぜ苦戦しながらも勝てたのか? 開幕戦で主導権を明け渡した原因と完封勝利の立役者【分析コラム】

2022年08月06日(Sat)11時33分配信

シリーズ:分析コラム
text by 安洋一郎 photo Getty Images
Tags: , , , , , , , , , , , , , ,

アーセナル 最新ニュース

プレミアリーグ第1節、クリスタル・パレス対アーセナルが現地時間5日に行われ、アウェイチームが2-0で勝利した。結果的には勝ち点3を獲得したが、ポゼッション率で下回るなど苦戦を強いられたアーセナル。なぜ相手に主導権を渡してしまったのだろうか。なお、冨安健洋は怪我のためメンバー外となっている。(文:安洋一郎)


苦しみながらも開幕戦に勝利


【写真:Getty Images】

 2022/23シーズンのプレミアリーグが遂に開幕した。開幕節の中でもオープニングゲームを任されたのはクリスタル・パレスとアーセナルの一戦だった。

【今シーズンのプレミアリーグはABEMAで!
14日間無料! いつでもどこでも簡単視聴】


 今季のアーセナルはミケル・アルテタ監督にとって4季目、そして今夏の移籍市場でガブリエウ・ジェズス、オレクサンドル・ジンチェンコら実力者を補強することに成功しており、2015/16シーズン以来となる4位以内でのフィニッシュが現実的な目標となっている。

 4分にジェズスの突破からガブリエウ・マルティネッリに決定機が生まれるなどアーセナルが試合開始直後からペースを握り、20分にセットプレーからマルティネッリのゴールで先制。そして85分にブカヨ・サカのクロスからダメ押しとなるオウンゴールを誘発し、2-0の勝利を収めた。

 だが、30分以降に試合の主導権を握っていたのはホームのクリスタル・パレスだった。最後までゴールネットを揺らすことはできなかったが、シュートと枠内シュートはそれぞれアーセナルと同じ10本と2本を放ち、決定機もいくつかあった。アーセナルは本来ポゼッションを志向するチームであり、自分たちでボールを回したいチームだが、データサイト『Sofa Score』によると90分の支配率は56%とクリスタル・パレスが上回っている。特に後半は69%の支配率を記録するなどホームチームが完全に主導権を握っていた。

 試合後、アルテタ監督は「開幕戦の勝利は自信に繋がる」と勝ち点3を獲得したことに対しては満足気だったが、一方で「もっと早く試合を決めるべきだったし、自分たちが望まないプレーを強いられた」と試合の運び方に関しては反省を口にしていた。

 試合には勝利したものの、なぜアーセナルは絶好調だったプレシーズンと打って変わって苦戦を強いられたのだろうか。

1 2 3 4

新着記事

↑top