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レアル・マドリード、期待の新戦力全選手紹介。ドイツが生んだ怪物CB、“カカ2世”と呼ばれた逸材も

シリーズ:期待の新戦力全選手紹介 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:アントニオ・リュディガー(背番号22/ドイツ代表)


【写真:Getty Images】

生年月日:1993年3月3日
前所属:チェルシー(イングランド)
移籍金:フリー
21/22リーグ戦成績:34試合3得点2アシスト

 ボルシア・ドルトムントやVfBシュトゥットガルトなどでユース時代を過ごし、ASローマを経て2017年夏にチェルシーへと渡った。在籍2年目には定位置を確保し、UEFAヨーロッパリーグ制覇に大きく貢献。しかしその後は、負傷やフランク・ランパード監督との対立を理由に出場機会を大幅に減らしたが、トーマス・トゥヘル監督就任後にはレギュラーに復帰し、9季ぶりとなるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝に貢献した。

 身長190cmと大柄な体格を活かした守備対応は欧州でもトップクラスを誇る。スピードも兼ね備えており、昨季のブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン戦では時速36.7kmを記録。モハメド・サラーなどを抑えてプレミアリーグ最速の数字となっている。守備時では圧倒的な存在感を放つリュディガーだが、ボール保持時には高いパス精度でチャンスを創出したり、自らも前線へ持ち運ぶことができる選手だ。

 2022年6月末でチェルシーとの契約が満了を迎え、7月にレアル・マドリードに加入。プレシーズンツアーでは3試合全てに出場し、左サイドバックでもプレーしている。センターバックではエデル・ミリトンやダヴィド・アラバ、ナチョ・フェルナンデスと熾烈な競争になるとみられるが、カルロ・アンチェロッティはどのような起用を考えているのだろうか。

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