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レアル・マドリード、期待の新戦力全選手紹介。ドイツが生んだ怪物CB、“カカ2世”と呼ばれた逸材も

シリーズ:期待の新戦力全選手紹介 text by 編集部 photo by Getty Images

DF:アルバロ・オドリオソラ(背番号12)


【写真:Getty Images】

生年月日:1995年12月14日
前所属:フロレンティーナ(イタリア)
21/22リーグ戦成績:25試合1得点1アシスト

 22歳までレアル・ソシエダで過ごし、2018年7月に移籍金3200万ユーロ(約38億円)でレアル・マドリードに引き抜かれた。しかし、加入後は絶対的RSBのダニエル・カルバハルの控えに回ることがほとんどで、在籍2年目には名門バイエルン・ミュンヘンにへ期限付き移籍するが失敗。昨夏から期限付きで渡ったフィオレンティーナでは大幅に出場時間を伸ばし、シーズン中盤からはスタメン起用されるようになり、イタリアの地で活躍を見せた。

 快足を活かしたオーバーラップやインナーラップはオドリオソラ最大の特徴だ。相手陣内の深い位置まで駆け上がり、そこから放たれるピンポイントクロスで味方のゴールを演出する。高いパス精度に加え、自ら局面を打開するドリブルスキルを兼ね備えており、ソシエダ時代は右サイドハーフでの起用も多かった。

 攻守両面で存在感を見せる選手だが、カルバハルとプレースタイルが似ていることがレアルで出場時間を確保できない大きな理由だろう。今夏レアルに復帰し、プレーシーズンツアーにも参加したが、わずか19分の出場に留まった。カルバハルがパフォーマンスを維持している間は2番手になることが予想されるが、数少ないチャンスの中でカルロ・アンチェロッティ監督にアピールすることはできるのだろか。

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