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中島翔哉、再獲得の伏線? ポルティモネンセで「新10番」だった韓国人MFが急きょ背番号を変更

text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



韓国人MFの背番号変更が中島翔哉再加入の伏線?

 再び白黒の縦縞ユニフォームに袖を通す日が迫っているのだろうか。



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 ポルトガル1部リーグ第2節が現地15日に行われ、ポルティモネンセはパソス・デ・フェレイラに3-0で勝利を収めた。

 この試合ではポルティモネンセに所属する19歳の韓国人MFキム・ヨンハクが、初めてトップチームのリーグ戦でベンチ入りを果たした。今年1月に浦項スティーラーズからポルティモネンセに期限付き移籍したキムは、昨季後半をU-23チームで過ごし、今季からトップチームに引き上げられていた。

 注目すべきはキム・ヨンハクの背番号だ。もともと同選手はクラブ公式サイトなどで「10番」として紹介されており、ポルトガルリーグ公式の選手リストにも「10番」として登録されていた。しかし、初のメンバー入りを果たしたパソス・デ・フェレイラ戦では「30番」を着用してベンチに座った。

 一部の試合情報や外部のデータサイトなどでは引き続き「10番」のままだが、すでにリーグ公式サイトの選手リストでキム・ヨンハクの背番号は「10番」から「30番」に変更されている。

 この急な背番号変更は何を意味するか。新「10番」が背番号変更を余儀なくされるほどの選手が新たに加入する予兆かもしれない。

 ポルティモネンセは元日本代表MF中島翔哉の再獲得に動いていると、断続的に報じられてきた。昨季ポルトからの期限付き移籍で在籍していた同選手は、ポルティモネンセで「10番」を着用。全治8ヶ月と診断された大怪我から復活を遂げ、リーグ戦で22試合出場1得点3アシストという成績を残していた。

 ただ、シーズン終了後すぐには完全移籍に至らず、一旦保有権を持つポルトに復帰。オフシーズンに昨年2月の大怪我の際に足に入れていたチタンプレートを抜く手術を受けたとポルトガル紙『レコルド』などが報じており、現在はリハビリ中とされている。

 今夏はスポルティング・ブラガ移籍の噂などもあったが、いまだ実現せず。ポルトでは構想外となっており、中島は出番を求めて移籍先を探さなければならない状況に置かれている。その中でポルティモネンセは同選手の再獲得を狙っていると、何度も報じられてきた。

 最近ではポルトがポルティモネンセからGKサムエル・ポルトガルを獲得する際、その取引に中島の譲渡を含める可能性があるのではないかとも伝えられている。アルゼンチン代表GKアグスティン・マルチェシンをスペイン1部のセルタに売却したポルトは、その穴を埋める控えGKの候補としてサムエルを欲しているという。

 果たしてキム・ヨンハクの背番号変更が、ポルティモネンセによる中島再獲得の伏線となるのだろうか。実現すれば3度目の同クラブ入団となる。今後の動向に注目だ。

【了】

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