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久保建英 2年前

久保建英がバルセロナ戦でアピールしたポイントとは? 決して無駄ではない、下位クラブでの経験値【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

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ラ・リーガ第2節、レアル・ソシエダ対バルセロナが現地時間21日に行われ、1-4でアウェイチームが勝利した。開幕節でゴールを奪い勝利の立役者となった久保建英はこの日も先発。しかし、ボールを持った際のインパクトはそこまでなかった。それでも、アピールできたポイントはあった。(文:小澤祐作)


互角の前半から一転…


【写真:Getty Images】

 バルセロナとの実力者を痛感するような90分間となった。レアル・ソシエダは2022/23シーズンのホーム開幕戦を1-4の大敗で終えている。

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 ソシエダの前半は決して悪くなかった。開始1分に先制ゴールを与えてしまったが、6分に良い守備からアレクサンダー・イサクが同点弾を奪取。その後も決定機を作るなど、バルセロナを苦しめていた。

 アウェイチームの3-2-4-1というフォーメーションに対し、ソシエダは守備時イサク、ダビド・シルバ、久保建英の前線3枚を3バックに当て、ミケル・メリーノとブライス・メンデスのインサイドハーフがダブルボランチ、その他5人が相手の前線5枚を見るという形を取った。これがハマっており、攻守の切り替えも素早かったことで、相手にスムーズな攻撃を許さなかった。

 バルセロナは途中より、ペドリが下がることで中盤の数的優位を作り出そうと動いている。それに対しソシエダはしっかり対応。ボランチの位置まで出ていたインサイドハーフ2枚を1枚に減らし、4-2-1-3の形にしている。これは少し苦しそうではあったものの、ピッチ上で起きていることに対するリアクションの速さはさすがで、結果バルセロナに一歩も譲ることなく、前半を1-1で終えることに成功した。

 しかし、後半は防波堤が決壊。45分間で一気に3失点を喫した。

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