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久保建英 2年前

魅力的だった久保建英とダビド・シルバの連係。イサク退団のソシエダで輝いた、技術力とイメージの共有【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

ソシエダにとって重要な5日間が始まる



 それはCFの補強だ。ご存じの通りアレクサンダー・イサクは巨額の移籍金でニューカッスルに移籍。カルロス・フェルナンデスはいるが、現在負傷により離脱中となっている。

 エルチェ戦では久保とアリ=ショーが2トップを組んだ。しかし、今夏やって来た“アンジェのエムバペ”は、やはりCFよりもウィンガータイプ。裏抜けや縦への推進力は光っていたが、ボールを収める作業はあまり得意としておらず、久保やシルバとの連係にも課題を残していた。まだ1試合を終えたばかりではあるが、エルチェ戦のような起用法では今後も厳しいという印象だ。

 そういったことを踏まえても、当然ながらCFの補強は急務である。ただ、今夏の移籍市場はもう間もなく閉幕する。時間はかけられない。

 噂に出ている中で比較的スムーズに獲得できそうなのは、マンチェスター・ユナイテッドを退団しフリーとなっているエディンソン・カバーニ。または昨季ソシエダに在籍し、レンタル元のRBライプツィヒで戦力になり切れていないアレクサンダー・セルロートだろう。またリヨンのムサ・デンベレも候補だが、負傷中というのが少し気がかりだ。

 いずれにしても、金銭面に関しては問題ないはずなので、やはり交渉をスムーズに進められるかがカギとなる。ソシエダにとって本日28日からマーケットが閉まる9月1日までの5日間は重要だ。

(文:小澤祐作)

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