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マドリーの外国人枠は空くことに

　レアル・マドリードは5日、同クラブに所属するブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールがスペイン国籍取得の手続きを完了させたことを発表した。今後はEU外外国人選手の枠から外れることになる。

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　ヴィニシウスは以前からスペイン国籍取得の申請を行いながらも手続きが長引き、マドリーのメンバー構成にも影響する状態が続いていた。だが発表によれば今月2日付で待望の国籍取得が完了したとのことだ。

　マドリーではヴィニシウスのほか、DFエデル・ミリトン、FWロドリゴ・ゴエスのブラジル人選手3人が外国人枠を占める状況が続いていた。この影響でマドリーのトップチームに在籍することが不可能となっていたのが、MF久保建英やMFヘイニエルなどの選手たちだ。

　久保は2019年にマドリーに加入して以来、レンタルからの復帰が噂されたことも何度かあったが、そのたびに外国人枠が最大の壁となりマドリーのトップチーム入りは実現しなかった。今年の夏には結局マドリーを離れ、レアル・ソシエダへと完全移籍している。

　だが報道によればマドリーは久保の保有権の50％を引き続き保有しており、レアル・ソシエダで活躍した場合の“買い戻し”が想定されているとの見方もある。そういった話が今後実際に出てきた場合、少なくとも外国人枠が障害となる可能性は低くなったのかもしれない。

【了】