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今季のリバプールは鬼門? クロップ監督を悩ます2つの不安と戦力アップをもたらす新加入選手【22/23補強診断(2)】

シリーズ:22/23補強診断 text by 編集部 photo by Getty Images

新加入選手の評価は?


【写真:Getty Images】



 ヌニェスはこれまでクロップ監督が重宝してきたタイプのFWではなく、空中戦やボックス内で強さを発揮するタイプのストライカーである。プレシーズン開幕前当初と比較すると間違いなくフィットしてきているが、マンチェスター・シティのアーリング・ハーランドのような得点量産体制に入るにはもう少し時間がかかりそうだ。

 一方で今夏にフラムから加入したファビオ・カルバーリョは即フィットしており、既に欠かせない戦力の1人となっている。2002年8月に生まれたカルバーリョと2002年11月にプレミアリーグデビューを飾ったジェームズ・ミルナーの両名をフル稼働させなければいけない選手層にも問題があるのだが、インサイドハーフより前のポジションであればどこでもプレーできる万能性はチームにプラスの効果をもたらしている。

 もう一人の新戦力である右SBのカルヴィン・ラムジーは怪我の影響もあって一度もメンバー入りをしていない。そもそも即戦力としての獲得ではなく、じっくりと育てていく方針であるため、現状の序列はトレント・アレクサンダー=アーノルドとジョー・ゴメスに次ぐ3番手の立ち位置だ。

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