補強・総合評価
IN
DF:カルヴィン・ラムジー(アバディーン/完全移籍)
MF:アルトゥール(ユベントス/ローン移籍)
MF:ファビオ・カルバーリョ(フラム/完全移籍)
FW:ダルウィン・ヌニェス(ベンフィカ/完全移籍)
OUT
GK:ロリス・カリウス(無所属/契約満了)
DF:ネコ・ウィリアムズ(ノッティンガム・フォレスト/完全移籍)
DF:ベン・デイビス(レンジャーズ/完全移籍)
DF:リース・ウィリアムズ(ブラックプール/ローン移籍)
DF:ゼップ・ファン・デン・ベルフ(シャルケ/ローン移籍)
MF:マルコ・グルイッチ(ポルト/完全移籍)
MF:ベン・ウッドバーン(プレストン/フリー)
MF:シェイ・オジョ(カーディフ/フリー)
FW:サディオ・マネ(バイエルン・ミュンヘン/完全移籍)
FW:南野拓実(モナコ/完全移籍)
FW:ディボック・オリギ(ACミラン/フリー)
補強評価:C
スタメン級の選手に30代の選手があまりにも多いため、思い切った世代交代を図っても良かったが、結果的に今夏の移籍市場では新陳代謝があまり進まなかった。ヌニェス、カルバーリョら期待の若手の獲得には成功したものの、中盤の選手の補強が移籍市場最終日まで決まらないなど選手獲得で後手を踏んだのは否めない。充実した夏ではなかったのは明らかだろう。
総合評価:A
今季の開幕からの不調は怪我人の影響も少なからずあり、ベストメンバーが揃えば少なからず調子は戻ってくるだろう。しかし、懸念事項なのがユルゲン・クロップ監督だ。ドルトムント時代は7季目にサイクルの終わりを迎えたが、リバプールでは今季開幕を迎えたことで既に8季目に突入している。既に彼のチームにおける最高点を叩き出している感は否めず、今季も鬼門のシーズンであることは変わりない。実際に開幕直後から勝ちきれない試合が続いており、数々のタイトル獲得に導いた名将もチームをアップデートさせることができなければ難しい戦いが余儀なくされるだろう。
(文:安洋一郎)
【了】