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代表 2年前

スペイン代表は「酷い内容」。サッカー日本代表戦でもあり得る、典型的な負け方とは【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 編集部 photo by Getty Images

2失点に共通した形



 また、この日は守備面でも課題を残した。セットプレーだ。

 スイス代表に与えた2点はともにコーナーキックからだった。最悪だったのは、最大のターゲットになるCBのアカンジを2回ともフリーにしてしまったことだ。

 1本目は、アカンジのマークに付いていたセサル・アスピリクエタがボールが届く直前に軽く突き放されており、その結果ヘディングできず。アカンジに軽々とシュートを許していた。

 2本目もアカンジのマークに付いていたのはアスピリクエタ。ニアに走り込む巨人CBに付いていこうとしたが、混戦の中で他の選手に進路を防がれてしまう。そしてアカンジはニアで、それもドフリーの状態でフリック。最後はブレール・エンボロに押し込まれてしまった。

 ボールを動かすだけで効果的な崩しを見せられず、セットプレーから2失点。スペイン代表としては、“典型的な負け方”を喫してしまったと言える。こうした結末は、日本代表とも激突するカタールW杯でも十分あり得るため、エンリケ監督は早急に改善する必要がありそうだ。

(文:小澤祐作)

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