FW：ニクラス・フュルクルク（ヴェルダー・ブレーメン）

生年月日：1993年2月9日
ドイツ代表通算成績：0試合0得点0アシスト

　バイエルン・ミュンヘンの選手らをはじめ、前線に不調な選手が多い中で、昇格組のヴェルダー・ブレーメンのエース、ニクラス・フュルクルクは開幕から得点を量産している。第8節終了時点で7ゴールを決めており、現在ブンデスリーガの得点ランキングでトップに立っているのだ。

　ドイツ代表の選出歴こそないが、ブンデスリーガ通算106試合で35ゴールと実績のあるストライカーで、身長は188cmと現代表に欠けている「高さ」という武器を持ち合わせている。気になるのは国際経験の少なさぐらいで、過去2、3年負傷離脱もないなど常に戦力として計算できるのも評価のポイントだ。

　ブンデスリーガで得点ランキングトップに立つ現在の活躍を受け、多くのドイツ国民がフュルクルクのワールドカップ行きを望んでおり、それはOBも同様だ。かつてドイツ代表で主将を務めたローター・マテウス氏は「彼は強さ、パワー、ゴール能力だけでなく、戦術理解力の高さも見て取れる。本当に素晴らしい選手だ」と称賛している。レジェンドも太鼓判を押すストライカーは代表メンバーに相応しい活躍をしており、サプライズ招集の可能性も十分にあるだろう。