MF：ユリアン・ドラクスラー（ベンフィカ／ポルトガル）
【写真：Getty Images】
生年月日：1993年9月20日
ドイツ代表通算成績：58試合7得点7アシスト
2014年大会のドイツ代表メンバーに当時20歳で選出され、世界一に輝いたユリアン・ドラクスラーも今年の9月で29歳となった。当初の期待を考えると今年11月に控えるカタールワールドカップでは、代表を背負って立つ存在にならなければいけなかったが、現時点では当落線上となっている。
だが、ハンジ・フリック監督の構想から外れているわけではなく、昨年11月、今年の3月にドイツ代表に招集されている。指揮官は所属クラブでの出場機会を重要視しており、それを受けてドラクスラーは今夏にパリ・サンジェルマンからベンフィカへと活躍の場を移した。
現在のドイツ代表に目を向けると、2列目の選手をはじめバイエルン・ミュンヘン勢の不調が目立っている。こうした状況においてドラクスラーはメンバー入りのチャンスが大いにあるだろう。今季よりベンフィカの指揮を執るロジャー・シュミットは猛烈なハイプレスを戦術の軸としている監督であり、それはドイツ代表率いるフリック監督も同様である。好調なベンフィカでレギュラーポジションを奪取するハードルは高いが、仮に出場機会を掴み、成長することができれば、メンバー入り、そして一気にレギュラー奪取の可能性もあるだろう。
【了】
