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克服したい冨安健洋の弱点とは?アーセナルでレギュラー奪取へ足りないのは…【EL分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

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 UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループリーグ第3節、アーセナル対ボデ/グリムトが現地時間6日に行われ、3-0でホームチームが勝利している。第1節チューリッヒ戦以来のスタメン出場を飾った日本代表DF冨安健洋は高評価を得た一方で、レギュラー奪取に向けては課題を見せている。(文:安洋一郎)


アーセナルがホームで3-0の快勝


【写真:Getty Images】

 第2節PSVが、エリザベス二世の国葬に伴い延期となっており、今節はアーセナルからすると約1ヶ月ぶりのUEFAヨーロッパリーグ(EL)での試合となった。

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 対戦相手のボデ/グリムトを率いるヒェティル・クヌートセンは、グレアム・ポッターをチェルシーに引き抜かれたブライトンが最後まで後任にリストアップしていた評価の高い指揮官であり、アーセナル相手でもポゼッションを重視し、最終ラインから繋ぐサッカーを徹底していた。実際にポゼッション率では、ボデ/グリムトが51%と上回っている。

 前半はアーセナルの強度が高く、ハイプレスから高い位置でボールを引っかけてショートカウンターを発動させるなど主導権を握り、先発に抜擢されたエディ・エンケティアとロブ・ホールディングの2人がゴールを決めて2-0で前半を折り返した。

 しかし、後半になるとアーセナルの集中力が低下したのか、プレスの寄せの甘さが目立つようになり、流れはボデ/グリムトへ。指揮官ミケル・アルテタはこの悪い流れを脱却すべく、59分にガブリエウ・ジェズスやマルティン・ウーデゴール、ブカヨ・サカといった主力級の選手を投入した。結果的にこの采配が功を奏し、ジェズスの個人技からファビオ・ヴィエイラのゴールが生まれて3-0の快勝を収めた。

 その中で今季2度目の先発出場を果たした冨安のパフォーマンスはどうだったのだろうか。

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