フットボールチャンネル

黒歴史…フランスワールドカップで起きた最悪の事件5選。数々の蛮行に大荒れ試合も

シリーズ:ワールドカップで起きた最悪の事件5選 text by photo by Getty Images

アルゼンチン代表対イングランド代表


【写真:Getty Images】


開催日:1998年6月30日
試合結果:アルゼンチン 2(PK6-5)2 イングランド
得点者:ガブリエル・バティストゥータ、ハビエル・サネッティ(アルゼンチン), アラン・シアラー、マイケル・オーウェン(イングランド)

 1998年6月30日に行われたアルゼンチン代表対イングランド代表。ラウンド16屈指の好カードとなったこの試合では、イングランドの若き貴公子がある事件を起こしてしまった。

 47分、ピッチ中央でボールを受けようとしたデイビッド・ベッカムは、背後からディエゴ・シメオネのタックルを受けてピッチに倒れた。すると、倒れたまま審判の目の前でシメオネの足を後ろから故意に引っかけてファール。これにより、ベッカムは一発退場となってしまった。

 後半開始早々に10人になってしまったイングランド代表は、その後何とかアルゼンチン代表の攻撃を凌いでいたが、PK戦の末に敗戦。ラウンド16で姿を消すことになってしまった。アラン・シアラーらを擁した当時のイングランド代表は、優勝候補筆頭だった。期待も高かっただけにラウンド16敗退となってしまったことで、批判は背番号7に集中。ベッカムにとって初のW杯は、国中から戦犯扱いされる苦い大会となってしまった。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top