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黒歴史…フランスワールドカップで起きた最悪の事件5選。数々の蛮行に大荒れ試合も

シリーズ:ワールドカップで起きた最悪の事件5選 text by photo by Getty Images

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1930年より始まったFIFAワールドカップ。今年11月には、カタールで第22回大会が開催される予定だ。そんな同大会の長い歴史の中では、名勝負、名ゴールなどに加え、世間をざわつかせるような事件も数多く起こってきた。今回は、1998年に行われたフランス大会で起きた事件を5つ紹介する。


オランダ代表対アルゼンチン代表


【写真:Getty Images】

開催日:1998年7月4日
試合結果:オランダ 2-1 アルゼンチン
得点者:パトリック・クライファート、デニス・ベルカンプ(オランダ), クラウディオ・ロペス(アルゼンチン)


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 フランスワールドカップでのアルゼンチン代表メンバーには、前線にガブリエル・バティストゥータやエルナン・クレスポ、中盤にディエゴ・シメオネ、フアン・セバスティアン・ベロン、ハビエル・サネッティ、そして最終ラインにはロベルト・アジャラといったスター選手が名を連ねていた。

 だが、結果はベスト8で敗退。優勝候補に挙げられながらも不甲斐ない結果に終わってしまった原因は、同大会で背番号10を背負ったアリエル・オルテガだ。同選手はグループリーグ第1節から全試合に先発出場し、4試合2得点3アシストの活躍でベスト8進出の立役者となっていた。もちろん準々決勝のオランダ代表戦でも先発に名を連ねたが、試合終了間際に事件は起きた。

 1-1で迎えた86分、右サイドからドリブルを仕掛けたオルテガは、ペナルティーエリア内でダイブを行った。このプレーに対してオランダ代表GKエドウィン・ファン・デル・サールが詰め寄ると、オルテガは頭突きを見舞ってしまい一発退場。この直後にアルゼンチン代表は失点を喫して敗れ、背番号10はワールドカップ敗退の戦犯として大きな批判を浴びた。

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