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【ポルトガル代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

基本フォーメーション



 欧州予選ではセルビア代表の後塵を拝したが、プレーオフではトルコ代表、北マケドニア代表を下してワールドカップ出場権を獲得した。2016年にユーロ(欧州選手権)を制覇し、19年にはUEFAネーションズリーグ初代王者に輝いた。ただ、昨年のユーロはベスト16敗退、欧州予選で苦戦したこともあり、今大会の下馬評は決して高くはない。

 ただ、戦力の充実度は今大会トップクラスで、チームがうまくかみ合えばファイナリストになる可能性もあるだろう。ペペ、クリスティアーノ・ロナウドといった大ベテランは未だ健在だが、ジョゼ・フォンテやジョアン・モウチーニョといった功労者が落選している。さらに、下の世代からの突き上げもあり、ルベン・ネベス、ベルナルド・シウバ、ブルーノ・フェルナンデスといった中心選手が年齢的にはキャリアのピークを迎えている。

 ゴールマウスを守るのは、3月のプレーオフ2試合と9月のネーションズリーグ2試合を任されたポルトの守護神ディオゴ・コスタ。ルベン・ディアスとダニーロ・ペレイラが最終ラインの中央に入る。技巧派のタレントが揃うサイドバックは、右がジョアン・カンセロ、左がヌーノ・メンデスと予想される。

 中盤はルベン・ネベスがアンカーに入り、その前にブルーノ・フェルナンデスとウィリアム・カルバーリョが並ぶ。右ウイングはベルナルド・シウバになり、怪我で落選したディオゴ・ジョタが務めていた左ウイングはラファエル・レオンが入るだろう。最前線はクリスティアーノ・ロナウドが君臨する。

 格下と対戦するグループステージは主導権を握り、ベルナルド・シウバやブルーノ・フェルナンデスの想像力とロナウドの決定力で何とかなるだろう。問題は強豪国同士の対戦となる決勝トーナメントだ。基本的には守備をしないロナウドを前線に放置した4-1-4で守ることになるが、それで90分耐えることはできるだろうか。9月のスペイン代表戦では0-0の試合終盤にセットプレーから失点して敗れている。守勢が予想される試合では、ロナウドのスーパーサブ起用も考えなければいけないかもしれない。

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