フットボールチャンネル

クロアチア代表、アルゼンチン代表戦予想スタメン全選手紹介&フォーメーション【W杯準決勝】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

DF


【写真:Getty Images】


RSB:ヨシプ・ユラノビッチ(背番号22)
生年月日:1995年8月16日
所属クラブ:セルティック(スコットランド)
代表通算成績:26試合0得点2アシスト
カタールW杯成績:5試合0得点1アシスト

 前田大然や古橋亨梧とセルティックで共闘するライトバック。カタールワールドカップではここまで全試合でフル出場を果たしており、ベスト4進出に大きく貢献してきた。グループステージでは主にディフェンス面でやや心配になるようなプレーがあったのも事実だが、決勝トーナメントでは比較的安定したパフォーマンスを発揮している。

 とくに準々決勝、ブラジル代表戦の内容は今大会で最も良かったと言っても過言ではない。守備ではヴィニシウス・ジュニオールらにしっかりと対応し、攻撃面ではスピードを生かしたドリブルでの持ち運びから前線に厚みをもたらすなど、右サイドを何度も活性化していた。ファイナル進出がかかった一戦では、そんなブラジル代表戦と同様、あるいはそれ以上のプレーに期待がかかる。


【写真:Getty Images】

CB:デヤン・ロブレン(背番号6)
生年月日:1989年7月5日
所属クラブ:ゼニト・サンクトペテルブルク(ロシア)
代表通算成績:77試合5得点1アシスト
カタールW杯成績:5試合0得点1アシスト

 2009年のデビューから今日に至るまでクロアチア代表の最終ラインを支え続けてきた頼れるベテランセンターバックだ。今年で33歳となったが、身長188cm・体重84kgという恵まれた体格を生かした対人守備の強さはまだまだ健在で、ベルギー代表やブラジル代表の曲者たちを封じてきた。アルゼンチン代表戦でもスタメン起用されるのはまず間違いないだろう。

 足元の技術がそこまで高くなく、ビルドアップでポカしてしまうことが少なくない選手だが、カタールワールドカップではここまで致命的なミスが見られない。それどころか、局面を変えるようなロングフィードを何本も通したり、日本代表戦ではクロスからイバン・ペリシッチの得点をアシストしたりと、キック精度の高さが光っている。最後までこの安定感を維持できるか。


【写真:Getty Images】

CB:ヨシュコ・グバルディオル(背番号20)
生年月日:2002年1月23日
所属クラブ:RBライプツィヒ(ドイツ)
代表通算成績:17試合1得点0アシスト
カタールW杯成績:5試合0得点0アシスト

 カタールワールドカップで最も活躍しているセンターバックと言ってもいいだろう。クロアチア代表の未来を担う若きレフティーは、日本代表含め、対戦したすべての国にとって高い壁となり続けてきた。すでにマンチェスター・シティやチェルシー、マンチェスター・ユナイテッドなどが興味を示しているようで、その移籍金は1億ユーロ(約120億円)を超えるとされている。

 身長185cm・体重81kgの体格を生かした対人守備、非凡なスピードを生かしたカバーリング、優れた危機察知能力を生かしたシュートブロック、左足のキック精度…。もはやすべてが完璧で、これといった穴がない。これでまだ20歳というのだから、ただただ恐ろしい選手である。今大会ここまで4得点をあげ、得点ランキング2位タイにつけるリオネル・メッシとの対決は必見だ。


【写真:Getty Images】

LSB:ボルナ・ソサ(背番号19)
生年月日:1998年1月21日
所属クラブ:シュツットガルト(ドイツ)
代表通算成績:12試合1得点1アシスト
カタールW杯成績:4試合0得点0アシスト

 昨年5月にドイツ国籍を取得し、ドイツ代表入りを目指していたが、FIFAの規約に抵触したため断念。EURO2020(欧州選手権)終了後よりクロアチア代表としての活動をスタートした。カタールワールドカップでは、グループステージの3試合でフル出場。ラウンド16の日本代表戦は体調不良のため欠場となったものの、準々決勝のブラジル代表戦で復帰して110分間プレーした。

 一列前にいるイバン・ペリシッチとの関係性が良く、同選手を的確にサポートしつつ質の高いキックで積極的に攻撃の組み立てに関与できる選手だ。守備の粘り強さや献身性も光っており、PK戦の末に勝利を収めたブラジル代表戦では、両チーム合わせて最多となる5回のタックルを成功させていた(データサイト『Who Scored』を参照)。アルゼンチン代表戦ではどんな活躍を見せるか。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top