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クロアチア代表、モロッコ代表戦予想スタメン全選手紹介&フォーメーション【W杯3位決定戦】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF


【写真:Getty Images】


DMF:マテオ・コバチッチ(背番号8)
生年月日:1994年5月6日
所属クラブ:チェルシー(イングランド)
代表通算成績:89試合3得点8アシスト
カタールW杯成績:6試合0得点0アシスト

 不動のアンカーであるマルセロ・ブロゾビッチは、準決勝のアルゼンチン代表戦で負傷交代を余儀なくされた。幸いにも重傷ではなかったようだが、その後のトレーニングは別メニュー調整が続いているとのことで、モロッコ代表戦でスタメンに名を連ねるのが難しい状況となっている。そんな同選手に代わって、3位決定戦ではチェルシー所属のMFがアンカーを務めるだろう。

 止める・蹴るの基本技術が高く、20代前半まで見られたプレーのムラっ気も今ではあまり目立たなくなった。とくに非凡なフィジカルを生かしたドリブルでの推進力は凄まじく、攻撃が停滞していたとしても1人で局面を打開してしまうことが珍しくない。アルゼンチン代表戦でも何度かその持ち味は見られた。果たしてモロッコ代表戦ではどのようなパフォーマンスを見せるか。


【写真:Getty Images】

CMF:ルカ・モドリッチ(背番号10)
生年月日:1985年9月9日
所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
代表通算成績:160試合23得点25アシスト
カタールW杯成績:6試合0得点0アシスト

 クロアチア代表の歴代最多出場記録を更新し続ける言わずと知れた世界最高のMFだ。今大会ではここまで全6試合に出場。0得点0アシストと目に見える結果は出ていないが、数字には表れにくい部分での貢献度は相変わらず絶大だ。プレーだけでなく、精神的支柱としてもチームにもたらしているものは大きく、その逞しい背中で後輩たちを牽引し、母国をベスト4へと導いてきた。

 今年で37歳とサッカー界では大ベテランの域にいるが、衰えなどというものは一切感じられない。とくにタフな相手との対戦が続く決勝トーナメントで最後の最後まで攻守におけるハードワークを貫きながら、コンディション面にほぼ不安が出てこないのは見事という他ない。これが最後のW杯となる可能性もあるだけに、勝ってカタールの地を去りたいところだ。


【写真:Getty Images】

CMF:ロブロ・マイェル(背番号7)
生年月日:1998年1月17日
所属クラブ:レンヌ(フランス)
代表通算成績:17試合4得点1アシスト
カタールW杯成績:6試合1得点0アシスト

 モロッコ代表との3位決定戦ではマルセロ・ブロゾビッチの欠場がほぼ確実。アンカーにマテオ・コバチッチが入ると予想されるため、空いたインサイドハーフでこの背番号7が先発する可能性が出てきた。ロコモティヴァ、ディナモ・ザグレブでのプレーを経て成長し、昨年加入したレンヌでも非凡な活躍を披露する、クロアチア代表の未来を担っていくであろう選手の1人だ。

 精度の高い左足、豊富なアイデア、優れた視野の広さを武器に攻撃で違いを作れる存在であり、そのプレースタイルから“ネクスト・モドリッチ”とも称されている。今大会は全6試合で途中出場を果たしており、カナダ代表戦では1得点を記録した。先発濃厚とされているモロッコ代表戦ではどのようなプレーを披露するか。クロアチア代表の今後を考えても重要となりそうだ。

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