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チェルシー史上最強! 伝説の英雄5人。ランパード、ドログバ…クラブに名を刻んだ男たち

シリーズ:伝説の英雄5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:ディディエ・ドログバ(元コートジボワール代表)


【写真:Getty Images】


生年月日:1978年3月11日
在籍期間:2004年7月~2012年7月、2014年7月~2015年7月
通算成績:381試合164得点87アシスト
主な獲得タイトル:プレミアリーグ(4回)、UEFAチャンピオンズリーグ(1回)、リーグカップ(3回)、FAカップ(4回)、コミュニティ・シールド(4回)

 これまでサッカー界では数多くの名ストライカーが誕生してきた。その中で最も「規格外」というワードが似合う男は、元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバかもしれない。幼い頃に移住したフランスで頭角を現し、2004年に加入したチェルシーでワールドクラスのストライカーへと進化。身長189cmの体格から繰り出される圧倒的なパワーとその見た目からは想像できぬほどのスピード、そして驚異的な決定力などを武器に、数々の舞台でDFやGKを粉砕してきた。

 チェルシーにおけるドログバ最大のハイライトは、2011/12シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝、バイエルン・ミュンヘン戦と言えるかもしれない。1点ビハインドで迎えた88分、チェルシーにコーナーキックのチャンス。この時DFダビド・ルイスが相手MFバスティアン・シュバインシュタイガーに対し「ゴールが決まるぞ」と予言していたようだが、ドログバがそれを現実とした。蹴り込まれたボールを豪快に頭で合わせ、土壇場で試合を振り出しに戻したのだ。そんな同選手はPK戦で最後のキッカーを務め成功。クラブに史上初のビッグイヤーをもたらし、自身はMOMに選出された。

 そんなドログバは結果的にチェルシーで計9年間プレーすることになり、公式戦381試合に出場。2度もプレミアリーグ得点王に輝いているなど、クラブにおける外国籍選手としては歴代ナンバーワンとなる通算164得点という申し分ない成績を残すことになった。今後、この男を超えるほどのインパクトを持つストライカーがチェルシーに現れることはあるだろうか。

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