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なぜ獲った…。アーセナル、冬の大失敗補強5選。即戦力となれなかった男たち

シリーズ:冬の大失敗補強5選 text by 編集部 photo by Getty Images

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2023年1月のマーケットが動いている。各クラブがシーズン前半戦に起きた問題を解決するために新しい力を探す時期だ。好機とみれば、ビッグネーム獲得に動く場合もある。今回はイングランドの名門アーセナルが冬に獲得した選手のうち、うまくいかなかった補強を厳選して紹介する。(在籍期間や成績は『transfermarkt』参照)


DF:パブロ・マリ(スペイン)


【写真:Getty Images】

生年月日:1993年8月31日
移籍金:1400万ユーロ(約16.8億円)*ローンフィー含め
在籍期間:20年冬~
リーグ戦成績:22試合1得点0アシスト


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 フラメンゴに在籍していた2019シーズンにスペイン人の選手史上初めてコパ・リベルタドーレスを制したパブロ・マリは、20年1月にアーセナルに加入した。当時のアーセナルは最終ラインに不安を抱えており、即戦力として活躍が期待されていた。

 ところがデビュー3戦目のマンチェスター・シティ戦で足首を負傷。シーズン絶望となり、マリの2019/20シーズンは終了した。この怪我は2020/21シーズン開幕後も長引き、アーセナルはマリが負傷中の20年夏に同じ左利きのCBガブリエウ・マガリャンイスを補強。彼が不動のスタメンに定着したことで余剰戦力となってしまった。

 またプレミアリーグ特有のフィジカル強さにも苦戦を強いられた。特にフィジカル不足を露呈したのが2021/22シーズンの第2節チェルシー戦で、ロメル・ルカクを全く止めることができず、失点に関与してしまった。こうした背景もあり、同シーズン後半戦はウディネーゼへとローン移籍。今季は開幕からセリエA昇格組のモンツァへとローン移籍しており、余剰戦力となっている現状は変わっていない。

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