フットボールチャンネル

アーセナルが狙われた“弱点”とは?リーグ最悪のスタッツ、苦戦を強いられた原因【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 安洋一郎 photo by Getty Images

アーセナル 最新ニュース

プレミアリーグ第23節、アーセナル対ブレントフォードが現地時間11日に行われ、1-1のドローに終わっている。前節エバートンに敗れたアーセナルは、今節もブレントフォード相手に苦戦。首位を走るアーセナルだが、実は“リーグ最弱“のスタッツがある。この弱点が今節も露呈している。(文:安洋一郎)


足踏みが続く首位アーセナル

【写真:Getty Images】


 アーセナルはプレミアリーグで依然として首位を独走中だが、ここにきて足踏みが続いている。

【アーセナル参戦のヨーロッパリーグを観るならWOWOW!
加入月は視聴料が無料。TV・PC・アプリで視聴可能】


 前節は降格圏に沈むエバートンに最前線のドミニク・カルバート=ルーウィンやセットプレーでの高さに苦戦を強いられ、イドリッサ・ゲイェら中盤の選手たちの高いインテンシティにも苦しんだ。その結果、プレミアリーグでは6節以来の敗戦を喫していた。

 それから1週間後に行われたブレントフォード戦でもアーセナルは苦戦を強いられた。シュート本数こそ23本とアウェイチームの2倍以上を放ったが、その中で決定的なチャンスはゴールシーン以外なく、「シュートチャンスが得点に結びつく指標」であるゴール期待値は9本のシュートに留まったブレントフォードを0.7も下回る1.65だった。

“シュートを放ちながらも効果的なチャンスを作れなかったアーセナル”と、“少ないシュートでビッグチャンスを作ったブレントフォード”という対照的な結果がこのスタッツから見えてきた。

 なぜ、このような試合内容となったのだろうか。

1 2 3 4

KANZENからのお知らせ

scroll top