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クドゥスが芸術的ゴール！

　エールディビジ第22節、アヤックス対スパルタ・ロッテルダムが現地時間19日に行われ、4-0でホームチームが勝利した。この試合では、アヤックスに所属するガーナ代表MFが大地震の犠牲となってしまった同胞の先輩、クリスティアン・アツに捧げる芸術的なゴールを叩き込んだ。

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　今月6日、トルコ・シリア国境付近で大規模な地震が発生。ハタイスポル（トルコ1部リーグ）に所属していたアツは倒壊した建物の下敷きとなり、生存確認ができない状態が続いていた。そして18日、クラブはアツが亡くなったと発表。わずか31歳という若さだった。

　そんなアツに対して多くのメッセージが届けられている中、同じガーナ人のMFモハメド・クドゥスはゴールという形で祈りを捧げた。スパルタ・ロッテルダム戦の84分、クドゥスは芸術的な直接フリーキックを沈めると、コーナーフラッグ付近まで走り、ユニフォームをまくって「R.I.P ATSU」と記されたシャツを見せた。そして天に向かって両手を上げ、偉大な先輩に祈りを捧げた。

　クドゥスは試合後のインタビューで「もしゴールできていなくてもシャツは見せるつもりだった」と告白。さらに「もちろん（ユニフォームを脱ぐのは）ルール違反だけど、主審は理解してくれた。これはサッカーを超えた人の命に関わることだからね」とコメントを残している。

　クドゥスの想いが詰まったゴールは、アツに届いたはずだ。