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アーセナルはまだ進化する。頼れる「2つの心臓」とレスターを完璧に封じた方法【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 編集部 photo by Getty Images

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プレミアリーグ第25節、レスター・シティ対アーセナルが現地時間25日に行われ、1-0でアーセナルが勝利した。前節で4試合ぶりの勝利を手にしたアーセナルは、レスターを完璧に封じて勝ち点3を手にしている。その中で重要な役割を果たしたのはアーセナルが誇る優秀な心臓だった。(文:加藤健一)


強さを取り戻したアーセナル


【写真:Getty Images】

 3試合勝利から遠ざかり、暫定ながら一時はマンチェスター・シティに首位を明け渡したアーセナルだったが、簡単に崩れることはなかった。前節ではアストン・ヴィラに前半だけで2失点を喫しながら、後半に3得点を奪って勝利を収めた。そして、中6日で迎えたこの日のレスター・シティ戦は、今季のプレミアリーグで首位を走っている理由がわかる90分となった。

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 アーセナル公式サイトによると、ヴィラ戦の試合後、ミケル・アルテタ監督はこのような言葉を残している。

「結果につながるパフォーマンスを見せることができて、以前より自信を取り戻したように感じる。このリーグで勝つためには、(チャンスの)差は小さくてもいいが、改善し続ける必要がある」

 近年、チャンピオンシップ(2部)も含めてイングランドは全体的に競技レベルが上がっている。一部のビッグクラブを除けば、他国リーグの上位クラブを凌駕する資金力を持つクラブも多く、適切な投資を行ったニューカッスルやブライトンといったクラブが躍進している。プレミアリーグで見ても、ビッグクラブとのレベルの差は小さくなり、大差がつくような一方的な試合はほとんどなくなった。

 レスター戦も同様だ。アーセナルがボールを握り続けたが、レスター守備陣も堅い。しかし、後半開始直後にアーセナルが相手の綻びを突き、ガブリエウ・マルティネッリのゴールが決勝点となっている。

 アルテタの言葉通り、タイトルを手にするには改善し続けることが必要だ。その点で考えると、レスター戦は2失点を喫したヴィラ戦の反省を活かすもので、非常に見ごたえのあるものだった。

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