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ラ・リーガ 3年前

なぜ支配率35%でバルセロナは勝てた?レアルを封じたシャビ監督の皮肉な自己矛盾【分析コラム】

シリーズ:分析コラム text by 小澤祐作 photo by Getty Images

さすがだったヴィニシウス封じ


【写真:Getty Images】



 マドリーに枠内シュートを1本も許さなかったバルセロナの守備陣は高く評価されるべきだろう。とくに、ロナルド・アラウホのプレーは素晴らしかった。

 アラウホは今回もヴィニシウス・ジュニオール対策として本職ではない右サイドバックに配置された。そしてシャビ監督の期待に大きく応えるかのように、世界最高峰のブラジル人アタッカーに決定的な仕事を与えず。ボックス内での対応もほぼ完璧にこなし、宿敵を完封してみせた。

 アラウホの右SB起用には否定的な意見もある。その理由がビルドアップの貢献度だ。ウルグアイ人DFはパスやポジショニングの精度がそこまで高くない。今回のエル・クラシコでも簡単なパスが引っかかったりと弱点を露呈しており、攻撃時にシャビ監督から強い口調で指示されることがあった。

 それでも同選手の右SB起用が捨て難いのは、やはり世界最強の対人能力があるからだ。188cm・体重79kgの巨体を誇り、強さと高さを備えるだけでなくスピードもある。上記の通り今回のゲームでもほぼ完璧にヴィニシウスを封じ込んでおり、その姿を見せられると、いくら攻撃面に不安があるとはいえサポーターもSB起用を肯定せざるを得ないだろう。

 シャビ監督も試合後に「私にとってアラウホは世界最高のDFの1人。(ジュール・)クンデもそうだ」とコメントを残すなど賞賛を惜しまない。バルセロナらしくないDFが、バルセロナらしくない勝ち方を支えたと言っていいだろう。

 2ndレグは4月5日の予定となっている。ここでもアラウホはヴィニシウス封じの仕事を完璧にこなすのか。勝敗の行方を左右するポイントになるだろう。

(文:小澤祐作)

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