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バルセロナ、最悪の補強は…歴代ガッカリ高額移籍5人。総額490億円、大金を無駄にした男たち

シリーズ:歴代ガッカリ高額移籍5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:フィリッペ・コウチーニョ


【写真:Getty Images】

生年月日:1992年6月12日
移籍金:1億4500万ユーロ(約174億円)
在籍期間:18年冬~19年夏、20年夏~22年冬
リーグ戦成績:80試合19得点11アシスト

 バルセロナがリバプールからフィリッペ・コウチーニョを獲得したのは2018年の1月。1億4500万ユーロ(約174億円)とも言われる移籍金は、クラブ史上最高額だった。5年間プレーしたリバプールでは、プレミアリーグ通算で152試合に出場し、41得点35アシストをマークしている。

 ラスト30mの攻撃を完成させるプレービジョンが最大の特徴だ。繊細なボールタッチを駆使し、ドリブルや決定的なパスでチャンスを生み出す。右足から放たれる多彩なシュートは精度が高く、左サイド45度の位置からカーブを描きファーポスト付近を狙うシュートはコウチーニョの代名詞ともいえるプレーとなっている。

 しかし、バルセロナではその特徴を発揮できる場面が少ない。最初のシーズンは半年で7得点6アシストと結果を残したが、18/19シーズンは5得点に留まった。19/20シーズンはバイエルン・ミュンヘンにローン移籍してUEFAチャンピオンズリーグ制覇に貢献したが、バルセロナに復帰した20/21シーズンは12試合で2得点と不発に。21/22シーズンも放出候補の最右翼に挙げられながら夏の移籍市場では移籍先が見つからず残留。冬の移籍市場でプレミアリーグのアストン・ヴィラにローン移籍することが決まり、22年7月に移籍金2000万ユーロ(約24億円)で完全移籍することとなった。

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