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気になる現状は…。冬に欧州移籍した日本人5人の現状(5)空中戦が弱い…。現状は3番手? デビュー戦で見せた持ち味と課題

シリーズ:欧州移籍した日本人の現状 text by 編集部 photo by Getty Images

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近年、多くの日本人選手が欧州へと活躍の場を求めている。冬の移籍市場が閉幕してからおよそ1ヶ月、移籍したばかりの日本人選手の現状はどうなのか。今回は、Jリーグから今冬に欧州移籍を果たした日本人選手について紹介する(成績は2月28日現在で、移籍先でのもの)。


DF:小林友希


【写真:Getty Images】

生年月日:2000年7月18日
所属クラブ:ヴィッセル神戸→セルティック
今季リーグ成績:1試合0得点0アシスト


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 ヴィッセル神戸のユース育ちの小林友希は、貴重な左利きのCBということもあって10代から注目を集め、横浜FCへの期限付き移籍から復帰した2021シーズンより出場機会を増やした。J1で32試合に出場した2022シーズンはリーグのベストヤングプレイヤー候補にもノミネートされている。

 こうした活躍から注目を集めた日本期待のCBは、シーズン終了から間もない11月にセルティックへの完全移籍が発表された。かつて横浜F・マリノスで指揮を執ったアンジェ・ポステコグルーが率いる同クラブは、現在リーグ得点王の古橋亨梧をはじめ多くの日本人選手が所属しており、初の海外移籍先としてはこれ以上ない環境にある。

 冬加入の選手が出場可能となった1月2日の試合からベンチに入り、レギュラーCBのキャメロン・カーター=ヴィッカースが欠場した第22節セント・ミレン戦で新天地デビューを飾った。この試合でいきなりチーム最多の94本のパスを通すなど、持ち味の正確なキックを見せた一方で、空中戦では9戦中2勝と、フィジカル面では不安をのぞかせた。現在の小林の序列は3、4番手のCBであり、この試合以降リーグ戦では出番を得ていないが、デビュー戦で露呈した課題を解決することがスタメン奪取への一歩となるだろう。

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【了】

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