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欧州でプレーする10代の日本人サッカー選手10人(6)高校サッカー→ドイツ。異色の経歴

text by 編集部 photo by Getty Images

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 現在はサッカー日本代表の大半を欧州組が占めており、欧州クラブでプレーする選手たちの経歴は十人十色だ。Jリーグで実績を残して海を渡る選手もいれば、高校から直接移籍する選手や、海外で生まれ育った選手もいる。今回は、海外でプレーする10代の選手をピックアップし、これまでの経歴や現状を紹介する。

FW:福田師王

【写真:Getty Images】


生年月日:2004年4月8日(18歳)
所属クラブ:ボルシア・メンヒェングラートバッハU-19
経歴:高山FC→神村学園中→神村学園高


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 2022年度の高校サッカー界ナンバーワンストライカーと称された福田師王は、高校サッカーから海外へと活躍の舞台を移した。昨年12月から行われた全国高校サッカー選手権では神村学園のエースとして3得点を決めてチームをベスト4へ導き、ドイツの強豪ボルシア・メンヒェングラートバッハに加入した。

 ドイツでの“デビュー”は鮮烈だった。U-19年代の地域のカップ戦(ニーダーライン・ポカール)1回戦にU-19チームの一員として出場すると、実力差がある対戦とはいえいきなり8得点を挙げてしまった。先月19日にはリーグ戦(U-19ブンデスリーガ・ウェスト)でもデビューを果たし、ヘディングでリーグ戦初得点を記録。4日にはドルトムントU-19戦でアシストをマークしている。

 178cmという身体はドイツでは決して大きくないが、どこからでもゴールを奪えるシュートセンスを持つ。マークを外す巧みな動き出しや裏に抜けるランニングなどの質も高い。まずはU-19チームで結果を残せば、セカンドチーム(4部相当)、トップチーム昇格への道も見えてくるだろう。

【了】

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