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欧州でプレーする10代の日本人サッカー選手10人(7)高校→ドイツ。規格外の才能

text by 編集部 photo by Getty Images

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 現在はサッカー日本代表の大半を欧州組が占めており、欧州クラブでプレーする選手たちの経歴は十人十色だ。Jリーグで実績を残して海を渡る選手もいれば、高校から直接移籍する選手や、海外で生まれ育った選手もいる。今回は、海外でプレーする10代の選手をピックアップし、これまでの経歴や現状を紹介する。

DF:チェイス・アンリ


【写真:Getty Images】


生年月日:2004年3月24日(18歳)
所属クラブ:シュツットガルトU-21
経歴:FC湘南ジュニアユース→尚志高


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 アメリカ合衆国出身の父と日本人の母を持つチェイス・アンリは188cmという恵まれた体格を持つセンターバックだ。日本に帰国した中学1年生のときにサッカーを本格的に始め、メキメキと頭角を現していった。尚志高校では1年次から全国高校サッカー選手権に出場し、年代別の日本代表にも選ばれるようになった。

 粗削りな部分もあるが、フィード能力や対人守備といったスキルは急こう配な成長曲線を描く。昨年は飛び級でパリ五輪世代のU-21日本代表にも選出され、U-23ドバイカップやU-23アジアカップも経験。昨年の国際サッカー歴史統計連盟(IFFHS)が選出した2022年のU-20アジアベストイレブンに選出されている。

 昨年3月の高校卒業とともに日本を離れ、シュツットガルトU-21に加入。今季は怪我もあったが、ワールドカップによる中断期間にはトップチームのトレーニングキャンプにも参加していた。AFC U-20アジアカップに臨むU-20日本代表からは外れたが、FIFA U-20ワールドカップ出場への期待は大きい。

【了】

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