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クビ目前!? マンチェスター・シティの放出候補5人。わずか1年で放出の可能性がある実力者は?

シリーズ:クビ目前? 放出候補5人 text by 編集部 photo by Getty Images

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2022/23シーズンも終盤戦へと差し掛かっている。各リーグで熾烈な争いを極める中、来シーズンに向けた補強や契約の話題も増えてきた。現在マンチェスター・シティに在籍している選手の中で、立場が危うい選手は誰なのか。今回の夏に契約満了を迎える選手を除き、放出候補となり得る5選手をピックアップして紹介する(成績は4月2日現在)。


MF:カルヴィン・フィリップス(マンチェスター・シティ/イングランド代表)


【写真:Getty Images】

生年月日:1995年12月2日
契約期間:2028年6月30日まで
22/23リーグ戦成績:5試0得点0アシスト


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 昨夏にリーズから4900万ユーロ(約68.8億円)の移籍金で加入したカルヴィン・フィリップスだが、全くと言って良いほどマンチェスター・シティの戦力となることができていない。

 出場機会が限定的となっている理由は二つある。一つ目は肩の怪我だ。昨季もハムストリングの負傷でシーズン後半戦の大半を欠場していたが、今季はこの肩の怪我に悩まされた。今季開幕戦でデビューして以降は離脱が続き、11月のワールドカップはぶっつけ本番で出場したものの、プレミアリーグではそれ以降、今年の1月まで出番が与えられることはなかった。

 二つ目の理由はロドリの存在である。ジョゼップ・グアルディオラ監督がかつて率いたバルセロナではセルヒオ・ブスケツ、バイエルン・ミュンヘンではシャビ・アロンソのような絶対的なアンカーがいた。ロドリも先人たちのように絶対的な存在であり、攻守において欠かせない存在となっている。そんなロドリとフィリップスを比較した場合、実力と経験値ともに後者は前者に劣る。また現在のリーグテーブルの状況的にもフィリップスを試している余裕はなく、その結果わずか56分間の出場に留まっている。

 そしてフィリップスの去就に大きく影響しそうなのがロメオ・ラヴィア復帰の噂だ。昨夏にサウサンプトンへと完全移籍したラヴィアだが、シティは2024年まで約4500万ユーロ(約63億円)の買い戻し条項を保持している。シーズンを通して苦しいシーズンを過ごしているサウサンプトンで、素晴らしいパフォーマンスを披露している若きベルギー代表MFがシティに復帰するとなれば、フィリップスの立場はさらに危うくなるだろう。

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